シンガポールやインドネシアなど東南アジアをルーツとするスイーツで、
12の層(ラピス)からなるケーキ(クエ)です。
クエラピスを青森発で広めていこう!
そう考えたのは、青森県六ケ所村に本社を置く、株式会社ビッグオーシャンの社長・和田信一郎。
常に、面白いこと、美味しいものを探して世界中を旅している和田社長がインドネシアに立ち寄った際、「クエラピス」という、ハレの日のお菓子と出会います。

これまでに食べたことのないクエラピスの美味しさに「これだ!」と思った和田社長は、さっそく日本に持ち帰り、レシピも何もわからない中では、試行錯誤を重ねていく以外ありませんでした。
中でもケーキを12層焼くのが難題で、いつも焦げてしまうため、商品化は難しいと思われました。そんな中、和田社長は、関連会社で金属加工を専門とする青森宝栄工業株式会社の技術力を得て、焦げつかない特殊なオーブンを作ってしまいます。
これで、うまく層を作ることができただけでなく、層の間に果物などを挟み込むことも可能になり、今では10種類のクエラピスをみなさまにお届けすることができるようになりました。
おいしさのこだわりポイント
Point希少糖(レアシュガー)を惜しげなく!香川大学で基礎研究が進められている希少糖(レアシュガー)は、さまざまな機能を持つため、各分野で注目されている甘味です。クエラピスには、この希少糖を含むシロップを使用しています。美味しいだけでなく、健康を気にする方にもおススメ!
Point食材の宝庫・青森の地場品を使用すべてのクエラピスにたっぷり使用する卵は、地元産の鮮度抜群のものを採用。そのほかにも「アップル」には青森特産のりんごを、「抹茶ゴンボン」には工場のある六ケ所村のゴボウを使用。美味しさのため、食材にもこだわりぬきました。
Pointクエラピスの焼き上がりを実現した技術力クエラピスは、一層一層を丁寧に焼き上げるのが美味しさの秘訣。ところが、今のオーブンでは全体に熱が回ってしまうため、どうしても最初に焼き上げた部分が焦げてしまいます。そこで、焦げつかない特殊なオーブンを開発!本場に負けない、焼き上がりが実現しました。
クエラピスができるまで
ふわふわに泡立てたバターが口当たりの良さの秘密口当たりがよくなるように、バターはふわふわに泡立てます。そこにメレンゲを合わせ、最後に卵黄を加えます。そこに薄力粉や希少糖などを合わせてよくミックスすれば、クエラピスの生地のできあがり。
生地を薄く流しては焼き…を12回繰り返して、焼き上げますヘラを使って型に生地を薄くひいて焼き、焼きあがったらその上にまた薄く生地をひいて焼きあげていきます。
この作業を12回繰り返すことで、どっしりボリュームのあるクエラピスができるのです。
食材そのものを挟み込んで焼き、絶妙な食感と味わいを実現それぞれのフレーバーごとに作業は異なりますが、アップル、ジンジャー、バナナキャラメルなどは、層の間に食材を挟み込んで焼き上げています。12層のうち4層に挟み込まれているので、食感も味わいも絶妙なのです。
すべてが職人による手作業のため、クエラピスの焼き上げには半日も!時間管理をしっかりしながら、一層一層を丁寧に焼き上げていきます。すべてが職人たちの手による作業なので、クエラピスを焼き上げるまでには、半日を要します。
この手間ひまが、美味しさの秘訣なのです。
カットも職人の手でひとつひとつ丁寧に焼き上げたあと、ひと晩寝かせたクエラピスをカットします。このカットする作業も、ひとつずつ行います。食材を挟み込んで焼いたクエラピスは、カットするときに崩れやすいため、細心の注意を払います。
プレーンの仕上げに銀箔を使い、ゴージャスな印象の焼き菓子に仕上げの工程として、「プレーン」には銀箔を振りかけます。輝きをまとったゴージャスなクエラピスは、まさに”ハレの日”にふさわしいスウィーツといった趣。高級感があるので、贈り物などにもぴったりです。
きれいに焼けているかどうかチェックして、ひとつひとつ丁寧にフィルムに包みますカットされたクエラピスをフィルムで個別包装していきます。これもすべて人の手で行い、このときに、きれいな層になって焼けているか、異物混入がないか…など、厳しい目でしっかりチェックを行っています。
シールを貼ったら、あとは出荷を待つばかりフィルムで包装したクエラピスに、商品名が入ったシールを貼れば完成です。